コースクリエーターのための極上健康法1

あなたがコースクリエーターとしてパフォーマンスを上げるために大事だと考えているものは何ですか?パソコンやカメラなどの機材でしょうか。確かに良い機材を使えば成果物の見栄えもよくなるでしょう。でももっと大事なものが置き去りになっていませんか?

コースクリエーターのパフォーマンスを最大化するために必要なもの、それは意欲やアイデアの源となる脳や体の最適化です。

脳や体の最適化とはどのようなことなのでしょうか。脳や体を最適化する方法やコースクリエーターとしてどのような変化があるのか、私自身の経験も交えながらご紹介します。

大好きな映画「男はつらいよ」の舞台となった柴又にて

1.機材やスキルより大事なもの

魅力的なオンラインコンテンツを制作するために、マイクやカメラ、照明などの機材、スクリプト(原稿)やエディターなど、良いものをお求めになるのはもっともなことです。でも機材やソフト、スキルが揃っていても、何となく意欲がわかない、アイデアが浮かばないようではパフォーマンスも上がらないのではないでしょうか。

パソコンに例えると、意欲やアイデアを生み出す肝心な部分がOSです。マイクなどの機材やスクリプト、エディターなどは、OSからの指令を実行するアプリといえます。最新のアプリを使っても、肝心のOSがガタついているとアプリの性能も台無しになってしまいます。

コースクリエーターにとってのOSは、脳と体です。脳と体が健康でなければ、やる気も出ない、アイデアも浮かばない、集中力も続かない、さらに顔色や声にも影響してしまい、何もいいことがありません。

コースクリエーターとして脳と体を最適化するために必要なものは何でしょうか。それは体づくりの基礎となる食事の最適化です。

忙しいからといって、食事をデリバリーやコンビニに頼っていませんか?でもそれではパフォーマンスが上がらず、作業に余計な時間が掛かってしまう悪循環に陥りがちです。また良質な食事がとれない状態が続くと、疲れや体のコリなど体の不具合も蓄積してしまいます。

私自身、食事の最適化に取り組んだことで、コースクリエイターとして大きな変化がありました。脳と体を健康な状態に保つことで頭の回転も早くなり、スクリプトなしで動画を制作しています。私に起きた変化については、次の章で詳しくご紹介しましょう。

2.脳と体の最適化で変わる3つのこと

私は健康アドバイザーとして長年講演活動をしてきましたが、途中からここで皆様にお勧めする脳と体の最適化を自分でも実践し始めました。そこで起きた3つの変化をご紹介しましょう。

2-1.外見の変化

顔の皮膚は新陳代謝をして日々少しずつ入れ替わっていきますが、鏡で見たのでは毎日の変化は小さくてなかなか気づかないものです。ところが数年たって、過去の写真を見たとき顔が明らかに変わっていることに気づきました。

左の写真は48歳当時のもの、右の写真は52歳当時のものです。約4年後のほうが輪郭が引き締まり、肌のつや、髪の毛が若返ったように見えます。また表情から自信も感じられ、印象が大きく変わったと思われませんか?約4年間、脳と体の最適化に取り組んだ結果、こうも変わるものかと自分でも驚きました。

2-2.頭の働きの変化

講演活動を始めたばかりの頃は、2時間の講演が長く感じていました。レクチャー中には何を言おうとしていたのか分からなくなったり、疲れを感じることもありました。

でも脳と体の最適化に取り組んでいくうちに、頭の働きにも変化が起きていることを実感しました。最近では2時間の講演が5分で終わるような感覚になり、レクチャーでもよどみなく言葉が出るようになりました。頭の働きが良くなったおかげで、仕事が楽になり余裕を感じるようになっています。

2-3.メンタルの変化

もともと私は神経質で、仕事中も家族のことが気になったり、他人の細かいことまで気になったりする性格でした。でも脳と体の最適化に取り組むようになってから、性格がおおらかになってきました。

ある講演で大学医学部の先生がグループで参加されていました。そういう先生方がいらっしゃると緊張してしまうものです。でも大らかな性格になっていた私は、「たとえ偉い先生がいても、大多数の参加者は私のレクチャーを聴きに来ているのだ」と前向きに捉えて堂々とお話しすることができました。その結果、参加者のみなさんも先生方も楽しみながら話を聴いておられました。

私は15年間講演を続けながら脳と体の最適化に取り組んできました。振り返ってみると、これだけ講演の仕事を続けられたのは、このメンタル面の変化が一番大きかったと感じています。

ここまで私の経験に基づいた脳と体の最適化の効果をご紹介しましたが、次のような疑問を持たれるかもしれません。

1点目は、コースクリエーターとして成功してゆとりができたから健康にも投資することができたのではないかという疑問です。でも現実はその逆です。神経質だった私が、全国70の都市で約7万3000人に講演するまでの人気講師になれたのは、脳と体を最適化したからです。コースクリエーターとしての脳と体をバージョンアップしてこなければ、ここまでの仕事はなし得なかったと断言できます。

2点目は、こんなすごい変化が自分にも起きるとは限らないのではないかという疑問です。確かに科学的な根拠がなければそう考えられるのも無理はありません。そこで次の章では、脳と体を最適化することで起きる変化について科学的な証拠を示しながら解説しましょう。

3.あなたも変化できる理由

脳と体を最適化することであなたが本当に変わることができるのか、今度は科学的な面から見ていきましょう。

3-1.60歳を過ぎても筋肉は増大する

NHK「みんなで筋肉体操」にも出演されている近畿大学谷本道哉准教授(生物理工学部人間環境デザイン工学科)より、適切なトレーニングを行えば筋肉は60歳を過ぎても若者と同等に増大するという研究成果※が発表されています。

年齢を重ねると筋肉は衰える一方だと諦めてしまいがちですが、まだまだ活躍したいという方には嬉しい研究結果ではないでしょうか。

※「80歳でも筋トレをするべき)といえる科学的な理由PresidentOnlineより

3-2.3か月で体の大半が生まれ変わる

人間の体の細胞は日々生まれ変わっていることはご存じの方も多いかと思います。短いスパンのもので、腸壁の微絨毛や胃粘膜は1日~3日、心筋や肝臓、腎臓、皮膚、筋肉は22日~30日で生まれ変わっています。

約3か月すると血液も生まれ変わります。私の経験上3か月間適切な食生活やサプリメントによる栄養補給を続けると、体の変化を実感することができます。あなたにも、まずは3か月続けることを目標にしていただきたいと思います。

そして1年から2年で骨まで生まれ変わります。2年間も正しい食生活を続けると、その変化は大きな自信につながるのは間違いありません。あなたも2年前の自分の写真を見ると驚かれるかもしれません。

3-3.脳神経細胞も年齢に関係なく増える

かつては脳細胞だけは再生できないといわれていましたが、コロンビア大学による最近の研究によれば※、脳神経細胞も年齢に関係なく増えることが分かっています。

筋肉だけではなく、脳神経細胞も年齢に関係なく成長するということですから、これは嬉しい反面、もう年齢を言い訳にはできないともいえそうです。

※「脳神経細胞、年齢に関係なく増える」NewsWeekより

3-4.病気でも体調は変えられる

私が小学3年生の頃、父は慢性の病気にかかり根治は難しいと診断されました。私が健康について興味と食生活の改善に興味を持ったのは、父の病気がきっかけです。その後、父にも食生活の改善を勧めたところ、病気とは思えないほど体調が良くなり、医者も驚くほどでした。そして、世界中を旅行し人生を楽しんで87歳の天寿を全うしました。

左の写真は幼少期の私と父、右の写真は父母の近影です。
母は現在91歳ですが、自分で車を運転して出掛けるほど元気に過ごしています。

たとえ病気であっても体調を変えることで楽しい人生を送った父を見てきましたので、あなたが変われないはずがないと私は断言できます。ぜひ今回のコースをご覧になって実際に体験していただきたいと思います。

今回のセクションでは、脳と体を最適化することでどのような変化が起きるのかをご紹介しました。次回からは本編として脳と体の材質を最適化する方法と、機能を高める方法をご紹介します。